未来工房さんは福岡にて平成9年創業、13年設立の住宅会社で、現在は福岡市と久留米市、佐賀に展示場を展開しています。
3つの展示場にはそれぞれ「小さな基本形の家」「晴耕雨読×マイペースの家」「和の家」「球磨杉の舎」といったテーマのある特徴的な住まいを複数棟展示しています。
本物の自然素材を活用
未来工房さんの家では無垢材など自然素材を活用していますが、そのどれもが本物にこだわっています。
まず、土台や柱、梁などの構造材全てに燻煙した無垢材を採用しています。煙で燻すことで無垢材は虫を寄せつけず長持ちする素材となります。
また、構造材だけでなく、フローリングからドアに至るまで無垢材を利用し、時が経るごとに魅力が増す住宅となっています。
さらに、断熱材には100%羊毛を、外壁にはスイス漆喰を、塗料には自然塗料を採用しています。
バウビオロギーの考え方に基づいた家づくり
未来工房さんの家は、自然素材を活用した高性能な住宅というだけでなく、バウビオロギーの考え方に基づいた家づくりを行っています。
バウビオロギーは建築や環境に配慮した建築のことで、未来工房さんでは湿度や断熱、色やデザイン、さらに初期投資と長期維持管理のコストバランスなども考え、素材同士の組み合わせや家のつくりかたにも工夫を凝らしています。
本物のストック住宅をつくる
未来工房さんの目指すものは本物のストック住宅をつくること。
日本の住宅は「スクラップアンドビルド」が基本で、欧米諸国に比べて住宅の寿命が短命と言われています。
一方、欧米では暮らしを重ね、味わいを増す家の歴史を評価する嗜好もあり、家を購入した時よりも売却した時の資産価値が高くなることも珍しいことではありません。
売却時に資産価値が高くなる理由は、環境に対する意識の高さや文化に対する考え方の違いのあらわれだとも言えます。
未来工房さんでは、次世代が健全に生きられる地球環境をつくるため、環境や文化への考え方がベースにあるべきだと考えています。
未来工房さんの家歴書
未来工房さんでは、お引渡しした住宅それぞれで維持管理計画を作成し、定期点検時や修繕補修時にその履歴を記録しています。
家歴書があれば、世代が代わっても住まいを受け継いでいくことができます。
未来工房さんでは、オーナーが代わってもアフターメンテナンスを行っているそうです。