注文住宅で予算オーバーしないための予算配分の考え方

予算配分の考え方

注文住宅で予算オーバーしないために予算配分を知っておく必要があります。土地取得にいくら予算をかけていいのか?建物本体にいくら予算が必要なのか?を知っておくことで自己資金をいくら準備しておけばいいのか明確になります。そのために予算配分は重要なポイントです。

まず注文住宅の費用は土地取得、建物本体工事費、付帯工事費、諸費用にわけられます。予算配分は土地取得と建物本体工事費が80%、付帯工事費用が10%、諸費用が10%が一般的といわれています。総予算が3000万円と考えるのならば、土地取得と建物本体工事費2400万円、付帯工事費用300万円、諸費用300万円という内訳になります。

例)

土地取得と建物本体工事費2400万円80%
付帯工事費300万円10%
諸費用300万円10%

土地をすでに所有している場合は、土地費用がかからないので建物本体工事費にすべて使うことできます。土地を所有していない場合は、土地取得1000万円、建物本体工事費1400万円などに分けることができます。
建物に予算をかけるか立地条件のいい場所に家をたてるために土地取得に予算をかけるなどバランスを考えていきましょう。

そもそもなぜ予算オーバーしてしまうのか?

注文住宅で予算オーバーをしてしまう原因は「一生ものの買い物」だからです。人生で一番大きな買い物といっていい「住宅購入」で、あれもこれもつけたいという欲がでてしまい当初の計画よりも豪華にしてしまい予算を超えてしまうのです。

特に注文住宅は細かい部分までこだわることができるので、説明を聞いているうちにシステムキッチンやバスなど設備をグレードアップしたくなります。グレードアップをしてしまうといつの間にか予算オーバーということになることがあります。

金銭感覚が麻痺して「住宅購入は数千万だから数十万ぐらいはいいか」と思ってしまい色々なものをグレードアップしてしまうことがあるのです。

予算オーバーをしないためのポイント

では予算オーバーをしないためにはどうすればいいのか、予算オーバーをしないためのポイントをご紹介します。

こだわる部分とこだわらない部分を明確にする

注文住宅の「1番どこをこだわるのか?」「2番目にこだわるところはどこか?」「どこをこだわらないか?」を明確にし優先順位をつけることで予算配分をしやすくなります。

こだわりが増えるほど次第に料金が上がっていきますので削れる部分は削り、こだわる部分はトコトンこだわるという優先順位を前もって準備しておくと予算オーバーを防ぐことができます。

例)

優先順位1位リビングを広くしたい
優先順位2位デザインにこだわりたい
優先順位3位庭を作りたい

打ち合わせを重ねるうちに気持ちが高ぶり何が大事だったのか忘れてしまうことがあります。前もってノートなどにメモをしておくと優先順位を見直し気持ちを抑えることができます。

予算オーバー時の削れるポイントを把握する

予算オーバーをしないように気を使っていても超えてしまうことがあります。予算を超えてしまったときはどこを見直せばいいのかを紹介します。

床材、壁紙のグレードを落とす

床材や壁紙といった内装の仕上げのグレードを落とすとコストを抑えることができます。
建物全てのグレードを落とすのではなくリビングや寝室など生活の中心になる部分はそのままで廊下や階段などの部分のコスト落とすことでメリハリを付けることができます。

キッチンやお風呂などの設備機器を見直す

キッチンやお風呂などはグレードを少し落としても機能性は劣ることはありません。キッチンやお風呂などの設備機器は、劣化が早く10年で汚れなどが目立ち始めます。 15年から20年ほどで故障が多くなりますのでキッチンやお風呂は消耗品と考え予算を削る人もいます。

女性の方はキッチンとお風呂などの設備機器は、こだわりたい部分と考える人も多いので削り過ぎには注意が必要です。

窓まわりは削らないほうがよい

窓まわりのコストを削ってしまうと、熱が外に出たり、風が建物内部入ってきたり、気密性や断熱性が失われてしまいます。気密性能や断熱性能が落ちてしまうと、部屋の気温を保つためにエアコンの使用が増え電気代が上がるなどランニングコストが上がってしまいます。

予算オーバーをしたときどうしても窓まわりを削りたい場合は、工務店やハウスメーカーに気密性や断熱性、光熱費がどのくらい変わるか削る前に確認しましょう。

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