注文住宅を建てるハウスメーカーの選び方

ハウスメーカーとは

ハウスメーカーとは新築住宅を施工販売する会社で、中でも規模の大きい企業をさすことが多いです。ハウスメーカーは住宅の大量生産及び大量販売が中心になるため、日本全国どこでも対応できるような共通のデザインを行い、また短期間で建築するための工法などを開発しながら価格面でも普及性の高い住宅を生産するところに大きな特徴があります。

ハウスメーカーでは大量に住宅を建築できる面から建材なども独自に開発しこれを利用する点にも大きな特徴があります。また基本的な構造は変えずに地域により1部の建材を変えたり、工法を組み合わせることでその土地独特の気候に対応した住みやすい住宅を短期間で安く建築すると言うポイントも持っています。

またハウスメーカーは多くの住宅を製造している経験からさまざまな部品を組み合わせて効果的な注文住宅を建てると言う点においても非常に長けています。一般的に注文住宅は1から建築することが多いのですがハウスメーカーの注文住宅の場合にはあらかじめ準備された住宅の部品を必要に応じて組み合わせて実現されることが多いため、構造的な面でも安定しており価格が安いというメリットが生まれるのです。ハウスメーカーはさまざまな住宅を大量に建築することで住宅を効果的に普及させる大きな役割を持っている企業といえます。

ハウスメーカーのメリット・デメリット

ハウスメーカーの住宅を建てる際にはさまざまなメリットがあります。まず多くのハウスメーカーは会社としての規模が大きく社会的信用が高い企業が多いため、住宅ローンを利用する上で非常に信用が高いと言う点です。

一般的に住宅ローンの審査を行う場合、本人の経済能力の審査とともに、住宅を建てる会社の信用度を調査することが少なくありません。これは融資を行う金融機関が建築された住宅を担保にすることから住宅自身の完成度や耐久性、もしくは確実に住宅が建築されるかといった点についても十分に確認をすることが多いため、建築する会社についてもその信用度について審査を行うためです。小さな工務店や建築会社の場合には十分な融資を得られないことがありますが、ハウスメーカーで住宅を建てる場合には高い信用が得られることになります。

また品質やコストの面でも非常に効率的に家を建てることができるのが大きなメリットです。ハウスメーカーは住宅を数多く建築することでその利益を得ることから個々の住宅価格はその仕様設備から考えると比較的安く設定されていることが少なくありません。他社との競争も大きな理由ですが、大量に販売するためには1棟1棟の価格をできるだけ安く効率的にすることによってその価値を高め、多くの人に購入してもらうことが非常に重要です。そのため多くのハウスメーカーでは住宅のコストを低くするためにさまざまな研究を行っており、独自の広報や経済的な素材を生み出し住宅の価値を高めています。そのため価格は比較的安くても品質面では必要十分なレベルを保っていることが多く、安心して購入できるものとなっているのが特徴です。さらに購入者の安心感を高めるためにさまざまな保証制度を設けており、一般的な住宅に比べ長期間の手厚い補償が受けられるものが多いのもメリットとなっています。

ただし、ハウスメーカーにもデメリットがあります。特に注文住宅の場合には自分の思いをできるだけ多く実現したいものですがハウスメーカーの場合はあらかじめ用意された工法や部材を利用することが前提となるためそのデザインにはさまざまな制限が生まれます。そのためひとつひとつの住宅を手作りで建築する一般の工務店に比べて設計の自由度とデザインの多様さにおいては劣ります。また確実に社内で検証し安全性やコストパフォーマンスが認められた物でないと商品化されないため、設計の自由度とデザインの多様さが犠牲になっている点がデメリットとなる場合があります。

ハウスメーカーの選び方

注文住宅を建てるハウスメーカーを選ぶ際には、自分が希望する住宅に対しての実現性を十分に比較し選ぶことが大切です。ハウスメーカーは基本的には独自のデザインを好まないものですが、そのレベルにはメーカーごとに大きな違いがあり、さまざまな条件が異なるためこれを比較し自分に合ったところを見つけることが重要です。

ハウスメーカーを選ぶ際のポイントとしては、1つは仕様(外装材・内装材・設備)があります。ハウスメーカーは注文住宅においてもできるだけコストを下げるためにいくつか用意された仕様の中から選ぶ形をとっているところがほとんどです。そのため選択肢が多いメーカーであるほど自分の希望が通りやすくなるためその種類や内装材や外装材のバリエーションについて比較検討し選ぶことが大切です。

また、プラン(間取り)については比較的自由に決められるケースもありますが一般的にはいくつかのパターンの中から選ぶ形が多いため、これについてもバリエーションが豊富なメーカーを選ぶことが重要です。バリエーションが植えるほど価格帯も大きく広がりますが、用意されているものについては高いレベルで品質が保証されることになるほか、さまざまなアレンジも可能となるのでこの点も踏まえて比較検討することが大切です。

注文住宅の場合には顧客の要望を受けデザインを決定してから実際の建築に取り掛かるため工期が長くなってしまうのが一般的です。また複雑な仕様になるほど金額も上がりますが、できるだけ工期を短くするとともに金額も安くしたいと考える人は営業担当者の力量についても十分に評価することが必要です。施主の立場で動いてくれる営業担当者であれば、施主の理想とする住まいのイメージを引き出し、その内容を設計担当者、施工担当者等にうまく引き継いでくれるので、家づくりがはじまったあとに思っていたのとは違ったといったトラブルが少なくなります。

その他にもハウスメーカーを選ぶ際には社会的な知名度やその歴史などさまざまな要素があります。これらを総合的に検討し、実際に建築された住宅を見学する等その実績も十分に確認した上で選ぶことが大切です。

顧客満足度ランキングからハウスメーカーを選ぶ

2017年に発表されたオリコン調べによるハウスメーカーランキングを紹介いたします。

順位 ハウスメーカー 得点
1位 スウェーデンハウス 77.91
2位 旭化成ホームズ 76.68
3位 住友林業 76.35
4位 三井ホーム 75.84
5位 積水ハウス 75.83
6位 パナホーム 75.31
7位 一条工務店 75.06
8位 積水化学工業 74.87
9位 大和ハウス工業 74.69
10位 トヨタホーム 74.65

オリコン 2017年「顧客満足度ランキング ハウスメーカー注文住宅」より