注文住宅を建てるハウスメーカーの比較する方法を紹介します。ハウスメーカーの評判や坪単価を比較する上で大事なポイントがわかります。
ハウスメーカーを比較する上で大事な5つのポイント
保証・サービスの比較
ハウスメーカーを比較する上で欠かすことができないのが保証・サービスです。保証・サービスが充実していないハウスメーカーの場合は建てた後の修繕費用が発生したり不安が残ってしまいます。保証・サービスが充実している所を選ぶと何かあった際に保証を受けることができ安心です。他にもサービスが充実しているところでは、少ない費用でもオプションを付けてくれたり、こだわりの材質を使用してくれるなどの特典がつくこともあります。
取扱工法の比較
次に大切なのが、取扱工法の比較です。取扱工法は自分は納得するものを選ぶ必要があるので、ハウスメーカーを選ぶ際には重要なポイントになります。この取扱工法を選びまちがえてしまうと自分が考えていた注文住宅とは違うイメージの建物が出来てしまうこともあります。依頼をする際にはどの様な取扱工法を取り入れて、建物を作っているのか、納得が行くまで確認するようにして下さい。
坪単価の比較
坪単価も比較する上で大事なポイントです。坪単価は同じ地域でもハウスメーカーによっては違う場合があるので注意が必要です。この坪単価がメーカーにより異なる理由としては、単価の出し方が異なる点です。家を建てるときには坪単価をどの様に割り出しをしているのか確認しておくと良いでしょう。割り出し方法を確認することで誤解を無くすことが出来るので、お勧めです。
価格の比較
理想のハウスメーカーが見つかったとしても価格が高すぎてしまうと毎月の住宅ローン返済に苦しんでしまいます。注文住宅を建てるためにはある程度の費用が必要ですが、ハウスメーカーによっては同じような建物を作る場合でも価格が異なる場合があるので、見積もりをとり比較することが大切です。複数社で見積もりをとり比較するとどこのハウスメーカーが安く建物を作ってくれるのかわかります。
評判の比較
価格以外にも気になるのが評判です。今はインターネットで簡単に企業の評判を知ることができるので、自分のマイホームをよりよいものにするためにもきちんと評判を調べることが必要です。評判のよいところを選ぶほど、安心して任せることができますし、自然と保証・サービスにも期待を持つことができます。また知人や知り合いにも注文住宅を建てた人がいる場合は感想を聞いてみてもよいです。
ハウスメーカーの評判を見る4つのポイント
「設計力」「自由度」「デザイン」の評判を見る
ハウスメーカーの評判を見るポイントは、「設計力」「自由度」「デザイン」のこの3つが大切です。この能力がないハウスメーカーを選んでしまうといくらいい案を提案してもそれを実現する力をもっていないので、自分の理想とする家を建てることができません。「設計力」「自由度」「デザイン」の3つをもったハウスメーカーを選ぶことができれば、建てたい要望にも応えることができるので安心して任せることができます。
設計力、自由度、デザインはホームページなどで掲載されている写真などを参考に見てみましょう。多くのハウスメーカーは自分達が建てた物件の写真を掲載しているので、設計力、自由度、デザインの参考にすることができます。
アフターメンテンスの評判を見る
次に大切なのが、アフターメンテナンスです。家を建てた後に不具合が出た場合、アフターメンテナンスが充実していないと安心して暮らしていくことができません。建てたあとも数年間はアフターメンテナンスを無料で受けることができるようなハウスメーカーを選ぶと建てたあとも安心です。このアフターメンテナンスがあるかないかで評判はかなり変わってきますので、注目する1つのポイントになります。
営業担当の評判を見る
次に営業担当の対応の早さです。通常営業担当は複数の顧客を抱えていることが当たり前なので、臨機応変に対応をしてくれる対応の早さを持った営業担当が付いているハウスメーカーを選ぶことができると安心できます。評判を知るために営業担当がどんな人なのか、どの程度の早さで対応をしてくれるのかを確認するようにしましょう。
例えば営業時間内でも営業担当と連絡が取れない場合は、何かあったときの対応も遅れてしまいます。緊急のときのためにいつでも連絡をとることができる対応の早い営業担当がいるところは評判が良いことが多いです。評判を知るためには外すことのできないポイントになるので見逃さないようにしましょう。
施工方法やモデルハウスを見る
また施工方法も見るポイントになります。どのような施工を行って建築しているのか確認するといいでしょう。注文住宅のモデルハウスを見学してみると施工方法によってそれぞれの違いがわかります。施工方法に自信がないハウスメーカーを選ぶと年数が経つごとに建物の劣化を気にすることになるので、注意が必要です。施工に自信があるメーカーを選ぶと安心できます。
ハウスメーカーの坪単価を比較する
ハウスメーカーの坪単価を比較することで、坪単価の価格帯の割り出しを行うことが可能です。坪単価が高いほど建築費用が高くなり住宅ローンの支払いも多くなります。
また注意点として、坪単価が高いほどいい住宅を建てることができる可能性が高いですが、その分住宅ローンの返済する金額が大きくなります。坪単価だけを見て建てるハウスメーカーを選んでしまうのはよくありません。
きちんと坪単価の価格帯を比較して、同じ価格帯の建物でもどのような違いがあるのか確認する必要があります。ハウスメーカーによってこのあたりは異なりますので、できるだけ多くの比較を行うほうが良いでしょう。
設備やグレードは坪単価に比例することが多いですが、必ずしもイコールではありません。付随するサービスが違ったりすることもあるので、長く住むためにも自分が納得できるハウスメーカーを選ぶようにしましょう。特にコスト面で考えた場合には安い坪単価の価格帯ばかりに注目してしまうとサービスがよくなかったりすることもあります。実際に住んでみると色々問題が出てくる場合もありますので、坪単価の価格帯を比較する場合は価格と合わせてサービスの良し悪しを確認しましょう。
ハウスメーカーの坪単価を比較するための注意点
ハウスメーカーの坪単価を比較するための注意点として、坪単価の価格帯を見た場合の割り出し方法が各ハウスメーカーによって異なるので、一概に安い所を選ぶのが良いともいい切ることができません。比較を行う場合は、資料請求をしたり実際に電話で連絡をしてハウスメーカーの営業担当と話し合いを行ったうえで比較することが大切です。実際に資料を見たり話を聞いてみると自分の想像と違っていることに気づくことがあります。また建物を建てる際には総合計でどの程度の費用がかかるのか確認しておくのも大切です。
諸経費などの費用が別途発生する可能性もあるので、合わせて確認するようにしましょう。
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坪単価を比較する前に計算方法には注意が必要
坪単価を比較する前に、坪単価の計算式をよく理解しておかないと後々問題が起きる可能性もあります。通常、坪単価は延床面積が減るほどコストが大きくなり、坪単価は高くなります。ですが、施工床面積で坪単価を計算すると単価は安くなります。同じ坪単価に見えても計算方法が違うと価格差が生まれてしまいますので、延床面積なのか施工面積なのかを確認するようにしましょう。
施工面積とは、建築基準法では延床面積に含まれない部分であるバルコニーや玄関ポーチ、吹抜け、地下室、外部階段などを全てを合計した面積のことです。施工面積は延床面積には含まれない部分も含まれるため延床面積よりも大きくなります。
そのため、延床面積で考えた坪単価より施工面積で考えた坪単価のほうが安くなります。
では実際に、本体価格が3,000万円の家の延床面積と施工床面積のそれぞれの坪単価を計算して比較してみましょう。・延床面積40坪で計算した場合
本体価格2,200万円÷40坪=坪単価55万円・施工面積44坪で計算した場合
本体価格2,200万円÷44坪=坪単価50万円となります。
なので施工面積で計算した場合のほうが延床面積で計算するよりも坪単価が安く見えるということがおこります。
この坪単価を計算に延床面積と施工面積のどちらを使用するかは明確な決まりがありません。・A社 坪単価 55万円(延床面積)
・B社 坪単価 50万円(施工床面積)B社のほうが安く見えるがA社が施工床面積で計算するとA社のほうが安くなる可能性もあります。坪単価は必ず延床面積で計算しているのか施工床面積で計算しているかをハウスメーカーや工務店に確認するようにしましょう。
きちんとした金額を把握することができれば、月々の住宅ローン返済も安心して行うことができるので、コストの確認は念入りに行いましょう。