新産住拓は、地元熊本の木と自然素材を使った木造注文住宅を提供しています。
東京オリンピックが開催された昭和39年に設立して以来、建売住宅から注文住宅へと提供する家づくりを転換していきながら、どのような住宅会社を目指すのか、全国の優れた住宅会社を参考にしながら模索してきました。
新産住拓の注文住宅
熊本県の新築一戸建て完成棟数 上位の新産住拓さんは熊本に新産土地として設立以来、55年となる熊本の住宅会社です。平成29年度の売上高は50憶、平成28年度のグループ売上は85億円と強い経営基盤を保持しています。
木材はてまひまかけた天然乾燥材を使用し、無垢材を活用することで、空気中の有害化学物質含有濃度「0.01ppm未満」(厚生労働省ガイドライン0.08ppm以下)を目指すなど、人にやさしい素材をつかった家づくりにこだわっています。
住まいの性能だけでなく、7年連続グッドデザイン賞を受賞するなど、デザイン性に優れた住まいづくりにも定評があります。
新産住拓さんの木へのこだわり
熊本県は宮崎県、大分県と並ぶ九州の三大林業県です。
新産グループの使用する主要構造材は国産材100%、内県産材が81.4%と、地元熊本の地域材をつかって家をつくることにこだわっています。
木は家の柱や床材など住まいの一部となってからも適切な調湿効果を発揮し、住まい手に心地よい暮らしを届けます。
また、地域の木を使うことで、木材をトラックで輸送するとき必要な化石燃料や排出されるCO2の削減につながり、林業や製材業など地域の産業や経済に寄与します。新産住拓さんでは環境面と地域への貢献から、木の地産地消をめざした住まいづくりにこだわっています。
天然乾燥材へのこだわり
新産住拓さんでは、秋から冬にかけて含水率が低くなる木の特性を活かし、9月から3月頃までの伐り旬とよばれる次期に伐採し、枝葉をつけたまま山で乾燥させる葉付乾燥を1〜2カ月行います。葉付乾燥の後、製材した木材をストックヤードに積み、1〜2年かけて太陽と風、自然の力でじっくりと天然乾燥させます。
一般的に建築で使用される木材は時間もコストもかからない人工乾燥の木材ですが、天然乾燥材は木が持つ色や艶、香り、経年美など本来木材の持つ魅力を最大限に引き出します。
空気へのこだわり
新産住拓さんでは、住宅の中の空気を赤ちゃん基準で考え、心地よい空気環境に高めています。
空気の質がいい住まいとは、空気に含まれる代表的な有害物質である発ガン性物質ホルムアルデヒドの濃度が低いこと。
厚生労働省ではホルムアルデヒト含有量0.08ppm以下をガイドラインとして作成していますが、新産住拓さんでは赤ちゃん基準 0.01ppm未満を目指しています。
ホルムアルデヒド含有量 0.01ppm未満という目標を達成するため、一般的に合板を使うような見えない場所にも無垢材を使用しています。
その他、防蟻処理に薬剤を使うのを避け、「ACQ加圧注入防腐・防蟻処理」を採用したり、畳には泥染めをしないイ草を使用するなど、空気の質がいい住まいにこだわっています。